火災保険の必要性

「自分の家では火の用心は万全だから大丈夫!」
「隣の家からのもらい火で燃えてしまったら損害賠償を請求するから大丈夫!」
という人は火災保険の契約は不要でしょうか?
いくら火の取扱いに気を使っていても限界があるものです。約15分に1件もの割合で火災が発生している社会において、自分だけが絶対に火災を起こさないとは言い切れません。また、隣家からのもらい火で自宅が消失してしまっても「失火の責任に関する法律」によって多くの場合は、火元の損害賠償責任が免除されることになっていますので、火元からの損害賠償を期待することはできません。

火事になる原因はどんなものが多い?

火事の原因はどんなものが多いでしょうか。
以下は消防庁が発表した、令和2年に実際に起きた火災の主な原因です。
建物火災の中でも住宅火災は54%を占めており、住宅火災の内訳は以下グラフのとおりとなります。
出火の原因は「コンロ」や「たばこ」が上位となり、コンロの火の消し忘れやたばこの不始末が火災の大きな原因となっていることが分かります。

令和2年 住宅火災の出火原因

※出典(2022年8月24日時点):消防庁防災情報室令和2年(1~12月)における火災の状況(確定値)について